戦後、陸上自衛隊調査学校(現、小平学校)の校長になった、
藤原岩市の『F機関』昭和22年が、先月、再版されました。
 
 
F機関‐アジア解放を夢みた特務機関長の手記‐
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F機関‐アジア解放を夢みた特務機関長の手記

すべて実話で、本人の誇張、変形はないと思っています。

藤原岩市についてのウイキペディアの紹介記事に、つぎの既述があります。
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イギリス軍情報部から、F機関とインド国民軍結成について取調べを受けた。
尋問官は藤原の功績をglorious successと評価し、自身経験もなく、人員も不十分なのにもかかわらずそれを成しえた理由を聞きたがった。
藤原自身その理由はよくわからなかったが、とにかく自分は誠意を持って彼らに接したんだということと、イギリスの統治に無慈悲なところがあったからではないか、と考えながら説明したという。
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藤原岩市 - Wikipedia
ja.wikipedia.org
藤原 岩市(ふじわら いわいち、1908年3月1日‐1986年2月24日)は、兵庫県出身の陸軍軍人、陸上自衛官。F機関を成功させた人物として有名。
 謀略活動では、日露戦争のさい、ロシア革命を支援しロシア帝国の崩壊を促進した明石大佐が有名だけれど、インドを独立させイギリスをガタガタにして戦局を有利にしょうとし、また、戦後のインド独立の素をひとつつくった藤原少佐もすごいと思う。
 
なお、藤原は、陸上自衛隊調査学校(現、小平学校情報分野)の初代校長となったさい、
旧軍時代は「魂」だけだったと反省し、智と技を加えた「智・魂・技」を教育方針として掲げ、それが、今も、引き継がれています。