海乱鬼って日本人をあらわす朝鮮語があるのか。
トランプが、日本人がそのような特性をもっていると認識したのが、過日の日本は武士の国発言かな?
上野 貴寿

海乱鬼(かいらぎ)という言葉があります。日本人の事を指す朝鮮語です。戦前には頻繁に使われていた様ですが、今では韓国の年配の方ぐらいしか使っていないそうです。
恐ろしい日本人と言う意味だそうです。ある日本人が昔、日本人は手漕ぎの舟でいろんな品を積んで商売にやってきたそうです。しかし、素直で疑う事を知らないので、すぐ騙されて商品をとられてしまいます。
一年目、身ぐるみをはがされてしょんぼりと帰ります。次の年もやってくるんですが、また、騙されてしょんぼりとして帰ります。
そして、次の年も商品を積んできて、騙されて、全部、品物を全部とられてしまいました。
そしたら、自分の服と、乗ってきた船を燃やしました。それから、日本刀を抜き、目の前にいたすべての人を殺し自分も自害して果てたそうです。
日本人はすぐ騙されるが、騙され続けると最後には、怒って何をするかわからない、だから日本人は騙してはいけないと言う事を伝えるお話だそうです。
実は、この様な話は半島に限った話ではなく、東南アジアの様々な国で同じ様な逸話が語られています。
日本人は騙しやすい、しかし、騙し続けると、ある一定の線を超えると急に鬼のように豹変するという話です。
私は、この話を聞いて、「海乱鬼」とは日本人の事を的確に表している言葉だと感じました。
日本人は他国民と比べてお人好しで人を疑わず騙されやすいのは事実です。しかし、我慢に我慢を続け、譲歩に譲歩を続けるのは、相手との妥協点を模索するからです。
しかし、相手に道理が通じない場合、堪忍袋の緒が切れて大爆発します。そもそも、日本人以外に「堪忍袋」という概念がありません。
今の日本人がお花畑だとか、戦前の日本人が好戦的だったというのではなく、同じ性質を持つ日本人で在り続け、戦前の日本人は我慢に我慢を続けた結果、「堪忍袋の緒が切れた」ので世論が暴走したのです。
今の日本も同じです。韓国との関係も、我慢に我慢を重ね、譲歩に譲歩を続けても改まらない韓国を見て「堪忍袋の緒」が切れかかっています。
歴史的な根拠の無い尖閣諸島を自国領だと勝手に宣言し、日本に威圧を続け、捏造歴史を世界に広める支那に切れかかっています。
好戦的な日本人も平和的なおとなしい日本人も同じ日本人です。性格が違うのではなく我慢をして耐えているか、堪忍袋の緒が切れたかの違いなのです。
戦前、戦争に向かった日本人の間違いは、政府が譲歩しすぎ国民の堪忍袋の緒が切れて暴走し、世論に逆らえなくなったからです。
コミンテルンのミスリードもありますが、その罠に飛び込んだのは有権者が我慢をしすぎて堪忍袋の緒が切れたからです。
今も同じです。外交で譲歩を続けると穏やかでおとなしい日本人は「海乱鬼(かいらぎ)」に変わって行きます。
政府は外交で有権者に我慢を強いる譲歩をすべきではありません。安倍総理大臣の支持率が高いのは、対外姿勢で他の歴代総理と比べ譲歩しないからです。
おとなしい人ほど、一旦切れると手が付けられないのです。そしてそれが日本人なのです。日本人が暴走しない為には外交で譲歩しない政府が必要なのです。