韓国マーケットが、日本企業にとって、とてつもなく危険なマーケットであることが証明された・・・

日本産ビールの輸入額は、昨年8月(756万6000万ドル)に比べて約34分の1に縮小した。
輸入重量は245.2トンで、前年同月(8254.2トン)に比べ約34分の1の低水準だ。


chosunonline.com
日本ビールの輸入「下げ止まらず」 8月は13位まで転落=韓国


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そもそも、下記の日韓スワップ協定をめぐる経緯からしても、韓国は手のひら返しをためらわず、「企業同士の取引でも契約を平気で無視」するといわれる有様なのだから・・・

鈴置:2011年秋、欧州金融危機の再燃でウォンが急落。韓国は通貨危機に怯えました。この時も日本に泣きつきました。30億ドルだったスワップ枠を2011年10月、一気に700億ドルに引き上げてもらいました。これは抗生物質のように劇的に効きました。ウォンも株も戻しました。
すると、当時の李明博大統領は直ちに掌返ししました。同年12月の日韓首脳会談で突然、「慰安婦に補償しろ」と言い出したのです。翌2012年8月10日には竹島に上陸。さらに同月14日には「日王(天皇)が韓国に来たければ、独立運動家に謝罪せよ」とも発言しました
ーーー
でも、そんなことをしていたら韓国は信用を失います。
鈴置:韓国社会は「信用を積む」という観念に乏しいのです。企業同士の取引でも契約は平気で無視される。びっくりした日本企業が文句を言っても「状況が変わった」と言い返されるだけ。
ーーー
目先はともかくも、長期的な韓国の国益を毀損しませんか。
鈴置:損してもいいのです、政権にとっては。自分の時だけうまくやればいい。次の政権がうまくやれない方がむしろいいのです。
ーーー
鈴置:世界経済の雲行きが怪しくなった時、韓国は通貨安に誘導したくても、おいそれとはしにくいのです。反対に、日本とスワップを結んでもらえれば、安心して通貨安に持っていけます。これが2009年以降の状況です。スワップがあればこそ、ウォン安にできるのです。