なるほど・・・

日本は、教育を重視し、知識を尊重する国である。これは日本の紙幣にある人物像を見ればわかる。
1000円札は著名な生物学者・野口英世、5000円札は文学家・樋口一葉、そして1万円札は教育家・福沢諭吉だ。学校教育では宿題や成績ばかりだけではなく、子どもを自然に親しませたり、図工などの授業、自由研究から想像力と創造力をはぐくむ。

日本には『匠精神』があるからだ。日本人はコツコツと一つのことに没頭しそして極める。『一生一つのことだけやり遂げる』、歴代の日本のノーベル賞受賞者はみんな20年、30年孤独に耐えて失敗を繰り返した。それでも退かずにやり続けた。日本では200年以上続いている会社が3000社以上もあり、世界一を誇る

日本国内では『今だけだ、今までの賞は30年前の過去の遺産の賜物。日本はもう下り坂にいる。発表される論文の数が少なくなり、研究費の予算も削除されて、科学技術力の劣化がだんだん起きる』という見方が多いようだ。日本はいつも悲観論があふれている。常に危機感を持っていて、来る年も来る年もだめだと言い続けている

中国からは日本の長寿企業に対するビジネス視察ツアーが増えている。長寿企業や伝統工芸品の工房などを見学して交流することにより、戦争やバブルの崩壊、不景気など厳しい経済状況があっても生き残った理由を探るためだ。

日本の大学の閉鎖的な研究環境について、厳しい意見もあった。・・・中国人の研究者は、自分の体験を紹介し、次のように述べた。
「日本の大学研究室は実は非常に保守的で閉鎖的だ。ルールが多いため、縛られて閉塞感がある。コツコツやるのが日本人の長所とされるが、その半面ステレオタイプで、効率が悪い。日本人の仕事に対しての真面目さはいつも称賛されるが、時にはこの真面目さが創造を妨害し新しいことが生まれない。そして何もかもマニュアル通りにやらなければならない、良く言えば、これは継承だ。悪く言えば、リスクを恐れ、旧態を変えたくない一種の惰性である」

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中国では毎年10月上旬になると、ノーベル賞の話題で盛り上がる。そして…